名称:ジョイントコマンド
無題 13
場所:モデル>アセンブリ>ジョイント
機能:コンポーネントのアセンブリ

Fusion360でアセンブリ機能といえばこのジョイントコマンドのこと。

その他解説
記事が長くなってしまうかもしれませんが、なるべく詳しく書いていきます。
JOINTウィンドウ
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左はコンポーネント選択前、右は選択後。
Component1と2はコンポーネント(のJoint Origin)を選択します。 
1で選択したものが、2で選択した場所に移動するような形で組み合わさります。
5
MotionのTypeには様々なオプションが用意されています。
固定や回転、スライドなどの動きを決定します。
以降の解説にはサンプルを用意しましたので、そちらを使いながら解説していきます。
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A、B、C3つのコンポーネントを用意した。

MotionのType別
Rigid
機能:固定
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コンポーネントBの裏からみて、軸受けのエッジをクリックします。
ちょうどJoint Originのアイコンが表示されていますが、そこを選択していることになります。 
4
次にコンポーネントAの軸の根本を選択。
JointコマンドはJoint Originを2つ選択し、それらを合致させる形で組み合わせを行いますので、Joint Originの選択が重要となります。
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Joint Originを2つ選択すると、Component1で選択したものが、2で選択したところへ移動します。
Type:Rigidでは選択した2つのコンポーネントがJoint Originのところで固定されます。 
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AlignmentのAngleとOffsetについて、少しみていきます。
Angleを操作すると、Joint Originを中心にした角度を変更することができます。
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OffsetはJoint Originを基準にし、高さを変更することができます。 
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Flipはくっついている面方向を反対にするときに使います。

Revolute
機能:回転拘束
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TypeをRevoluteにすると、軸を基準に回転の拘束をつけることができます。
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軸の選択には、XYZのほかにカスタムがあり、自分で軸を設定することが可能。

Slider
機能:スライド拘束
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Sliderの説明のために、コンポーネントCの軸根本を選択し、
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コンポーネントBの長円の端を選択。
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TypeをSliderにした場合、スライド方向を決める軸を基準に、移動の拘束をつけることができる。
軸の選択は、先述のRevoluteと同様。

ここでオマケとしてGroundという機能について解説
Ground
機能:コンポーネントの固定
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複数のコンポーネントを単純にアセンブリしていっても、こちらの思い通りの動きをしてくれない時がある。
例えば、上の例では、コンポーネントCを動かそうとマウスでドラッグしても土台ごと動いてしまう。
そういった場合、コンポーネントA(土台)を固定する必要がある。
BROWSERのComponentAを右クリックし、コンテキストメニューからGroundを選択する。
これによりComponentAは現在の位置で固定される。

他のMotion Typeについての解説は後日更新予定